こんにちは、そうです。
今年のGW、石垣島・西表島へ行く際の那覇までの飛行機、人生で初めてファーストクラス(国内線ですが)に搭乗することができました。
今回は2回シリーズの後編です。
ハード面だけではなく、サービスなどのソフト面も含めてレビューしたいと思います。
JALの国内線ファーストクラスは、今まで羽田-新千歳・伊丹・福岡・那覇だけで伊丹ベースの私は利用する機会が無かったのですが(伊丹-羽田行きはコスパが悪い)、伊丹-那覇にA350が就航ししばらくたってからファーストクラスの運用が始まりました。
(現在は期間・便限定で羽田-石垣もファーストクラスの設定があります)
伊丹ベースの方々にとっては、まだ、認知度が低いかもしれません。
前回の記事では、当日アップグレードや伊丹空港のダイヤモンド・プレミアラウンジについて、そして、飛行機に搭乗したところまで記事にしました。
<前編(前回)>
- 当日アップグレード
- 伊丹空港ダイヤモンド・プレミアラウンジ
- 座席などのレビュー(過去ブログ)
<後編(今回)>
<< サービス >>
今回は、ファーストクラスでのサービスをちょっと書いてみたいと思います。
まず、ご挨拶やサービスなどで私の名前を呼んでいただけるのか。
他の方の情報では、最近ファーストクラスでもお名前を呼んでいただけないこともあるとか。
周りに人がいらっしゃる場合、個人情報・・とかがあるのかもしれません。
また、羽田-伊丹など短い路線では「やること」だけで精一杯なのかもしれません。
はたして、GWの伊丹-那覇ではどうなのでしょうか。。
また、お声かけ頂いた回数なども(はっきりは覚えていませんが思い出して)、記載してみたいと思います。
1.まず、優先搭乗で搭乗して、当日アップグレードで指定していた右の窓側2席の通路側座席「2H」に座ると、担当のCAさんがご挨拶にお越しになりました。
「そう様(実際には苗字)、いつもご利用ありがとうございます。本日担当の○○です。」
こういった感じだったと思います。
「よろしくお願いします。今回、初めてのファーストクラスなのです・・。」と告げました。
(もしジャケットやコート等を着ていればこういったタイミングで預けることができると思います)
2.しばらくして飛行機のドアが閉まります。
この時点で窓側の「2K」の席は空席です。
当日アップグレードは残1席で私がそれをゲットしたのでした(その時点で2Hと2Kが選択できましたが・・)。
先ほどの担当CAさんがお越しになり、「窓側の席も空いているので、移動していただいていいですよ・・」とのこと。
窓側に移動し、同日アップグレードながら、窓側、かつ、通路から1人目という好条件です。
3.シートベルトサインが消えた後、先ほどの担当CAさんより、食事のメニューの説明と、飲み物の確認をされました。
料理は和食(魚)。
飲み物は白ワインをお願いしました。
なにげに「Flightradar24」(スマホアプリ)を開いたら、搭乗中の機材は「JA16XJ」。これって、A350-900の16号機では?!
(JALのA350-900は16機発注で16機目がこの前到着したところ・・、次からは国際線仕様のA350-1000です)
4.食事の確認の後にはチーフCAさん(白い服のCAさん)がご挨拶に。
「そう様、いつもありがとうございます。・・・」
ということで、チーフCAさんに、今日の機材はA350の16号機ですか?と聞いてみました。
「整備のもが新車と申しておりました」とのこと。
(後に機長からも「およそ1週間前にフランスから到着した機材です」とアナウンスがありました。)
5.担当CAさんより「まもなく食事をお持ちします」とのことで、ひじ掛けのところのテーブルをCAさんが出してくれます。(自分でもできるのですが、せっかくなので、お任せしました)
国際線ビジネスとは違い、テーブルクロスはありません。
6.あいさつにお越しいただいた担当CAさんとは別のファーストクラス担当CAさんが、食事を持ってきてくださいました。
白ワインは、ミニボトルタイプ(ガラス瓶)です。
国内線ファーストクラスは、ごはんはお茶碗ではなく、写真のような感じです。
お味噌汁はお椀です。
7.食事も終わりかけ、ワインもほぼ飲み干しているタイミングで、チーフCAさんより追加の飲み物のご提案が・・。
「そう様、ファーストクラス限定の・・・」というところで、
私の方から「森伊蔵ですね!!」
ということで、森伊蔵をお願いしました。
「飲み方はどうされますか・・」ということで、まだ、朝だしと思い、水割りでお願いしました。
8.担当CAさんにより、食事を片付けていただきます。
9.チーフCAさんより、森伊蔵と、おつまみ(ドライなっとうとおかき)を頂きます。
「濃い目に作っておきました・・。」とのこと。気が利くなぁ。
そしてこのドライなっとう、おいしい・・。どこかに売ってないのだろうか・・。
10.森伊蔵を飲み終えたあたりで、別の担当CAさんより、
「森伊蔵以外にもファーストクラス専用のコーヒーなどもあります」とご提案いただきました。
ですが、メニューにおススメの記載のあるピーチジュースと、炭酸水をオーダー。
11.先ほどのCAさんがピーチジュースと炭酸水を持ってきてくださいました。
ピーチジュースはカップに入れてくださってます(ストレート)。
炭酸水用のペットボトルと、炭酸水用のカップ、氷も。
ピーチジュースは、濃くて激ウマ。ほぼ、ピーチそのものです。
炭酸水は微炭酸系。
チェーサー代わりにいい感じです。
12.ピーチジュースを堪能していると、チーフCAさんがお越しになりました。
JALのマークの付いたはがきくらいのサイズの何かをお持ちです。
ステッカーくれるのかな!!(A350のステッカー欲しかったのでラッキー!!)
で、ステッカーではなく、メッセージカードを頂きました。
JAL、なんてサービスなんだ!!
感動です。
13.飲み物を片付けていただきました
14.到着まで揺れが予想されるとのことで、やや早いシートベルトサインの予想とのことです。
シートベルトサイン点灯前に、チーフCAさん、担当CAさん2名の計3名がそろってご挨拶にお越しになりました。
「そう様、本日のご搭乗誠にありがとうございました・・。本日の「新車」はお楽しみいただけましたでしょうか・・」
というような感じです。
伊丹からの2時間はあっという間です。
途中、トイレにも行かず、ファーストクラスを満喫出来て、膀胱が限界です。
スポット到着後、シートベルトサインが消えるなり、トイレに駆け込みました。
(ブリッジがつながる前に・・)
機内サービスをまとめると、
CAさんとのやりとり:14回(たぶん)
名前を呼んでいただいた回数:4回
機内食、白ワイン(ミニボトル)、森伊蔵濃い目の水割り、おつまみ2種、ピーチジュース、炭酸水(カップ・氷付き)
メッセージカード:1枚
という感じです。
いや~、お世話になりました。
JALさん、正直、料金面など改悪が続いていて、この前(値段の差もあり)ANAに乗ることがあり、ANAのサービスもなかなかいいぞ!!。と思っていたところに、このサービス。
これは、沼にハマりそうです。
価格競争を捨てて、サービス重視というのもありかと思います。
<< ほかのお客様 >>
さて、A350のファーストクラスは12席(2+2+2が2列)。
羽田-伊丹のビジネス路線ではない伊丹-那覇のファーストクラスのお客様はどのような感じなのでしょうか。
(一応、フィクションということにしておきます)
・機内食をキャンセルされ、読書に没頭されているご夫婦
・3歳くらいのお子様にファーストクラス1席を確保されている若いご夫婦
・おそらく2席確保のご婦人(K席ブロック表示もいきなりK席へ)
・ご年配の上品なご夫婦
・前日急にファーストクラスを確保されたと思われる男性
・そして、一般人代表・当日アップグレードの私
なんか、このメンバーだと、「山の中の別荘に招待されて、そこで殺人事件」みたいなミステリーが書けそうなキャスティングです。
どのお客様も華美ではなく上品な感じ。
静かで落ち着いた環境をお金で買っているという感じです。
(この日は家を出る直前、靴履いてから、ふと思って部屋に戻り、Tシャツの上に白のリネンシャツ着て行って良かった(ファーストクラスを確保できるかどうかその時点では分かってなかったけど)
羽田-伊丹のファーストクラス、利用したことは無いですが、
那覇便のファーストクラスは、このような客層なのか・・。
シートベルトサインが消えると、クラスJとの間のカーテンが閉められ、このメンバー+ファーストクラス担当のCAさんがこの空間で2時間弱を共にします。(他のお客様との会話は無いけど)
正直な感想としては、わずか10,000円で今までの生活レベルとは違ったすごい世界に足を踏み入れることができたと感じられる貴重な体験です。
どう表現したらいいのか、「見える世界が変わってくる」というか・・。
先ほどの「サービス」同様、こちらも得られるものが多かったです。
もっと長く乗っていたいファーストクラスも最優先での降機となります。
(最後まで残っていてもいいのだけど)
私は那覇空港はからは乗り継ぎで石垣へ。
那覇空港で1時間半ほど時間があります。
ちょっと制限エリア外に出てみることにします。
立ち寄ったのは国際線ターミナル。
実は、ここを見てみたかったのです。
国際線ターミナルの、この「のぼり」のようなカンバン。
これは、国内線ターミナル側から北側を写したもの。
反対側に回ってみます。
今度は国内線ターミナル側(南側)に向かって写しています。
これ、すごくないですか。
「えっ」なにが・・??
となりますよね。
よく見てくださいね。
半透明で天井が写っていますよね。
ヒント:
この「ケンミン食堂」ののぼりを見てください。
普通はこのような文字になりますよね・・。
<< 那覇空港ダイヤモンド・プレミアラウンジ >>
いつものサクララウンジにも寄りたいので、制限エリア外のミチクサもほどほどに。
再びセキュリティチェックを受けて、ラウンジに向かいます。
ラウンジの受付の機械に搭乗券をかざしてサクララウンジに向かおうとすると、
機械から「ダイヤモンド・プレミアラウンジ・・」の表示。
スタッフの方からも、「ダイヤモンド・プレミアラウンジへどうぞ」とのことでした。
JALの公式ページの案内はこのような感じ。
実は、前日も伊丹空港を利用して(バス乗り換えですが)、その際に、JALのスタッフの方に、「那覇までファースト、石垣まで普通席の場合、那覇のDPラウンジは使えるのか」と問い合わせを行っていたのですが、出発時のみ利用可能との回答だったのです。(そのスタッフさんもご存じではなかったのですね・・)
さっきまで機内食を食べたり、飲んだり・・でしたが、
ここでも、おにぎりやらビールやらを頂きました。
(ここももっとゆっくりしたかったな・・)
那覇-石垣は安定の普通席最前列。
いつもの通り、広ーい。
(石垣空港到着~)
<< 帰りの便 >>
さてさて、帰り便ですが、この日も、那覇-伊丹はA350-900です。
帰りもファーストクラス1席だけ残ってましたが、ラウンジが那覇しか使えないのと、朝からホテルでがっつり食事してきたのと、搭乗時間が往きに比べて30分ほど短いので、当日アップグレードはしませんでした。
座席は「45A」。非常口席(お見合い席)です。
搭乗するなり、CAさんが「いつもご搭乗ありがとうございます。いつもご利用かと思いますが非常口席で・・」のご案内があります。
続いて、「本日の機材は約1週間前に届いた新しい機材で・・・」とのことです。
「えっ、4・5日前に来るときこの機材にファーストクラスで乗りましたよ!!」とお伝えすると、「私もファーストクラス担当してました・・」。
とこことです。
(担当のCAさんではなかったのですが)
同じ日に便違いでファーストクラスを担当されていたようです。
A350の16号機に往復で当たる確率、単純計算で1/256の確率です。
(帰ってから分かったのですが、A350は座席数設定が2種類あり、座席数が多い設定の16号機などの機材が那覇便に割り当てられるようで、確率としては16号機に当たる確率は高いようです。)
帰りは、疲れていたのか、シートベルトサインが消えている間は、爆睡。
ファーストクラスにアップグレードしなくて良かった・・という感じです。
そして、帰り便もCAさんの各サービスが終わったころに、なんと、またまたメッセージカードを頂きました!!。
もう、ビックリです!!。
(伊丹到着。「45A」から見る翼も美しい!!)
<< まとめ >>
今回の搭乗でかかったコスト、溜まったマイルなど。
(条件:JALカードツアープレミアム加入、クリスタル会員(4月からランクダウン))
・ITM-OKA ウルトラ先得(普通席) 10,580円
当日アップグレード(ファーストクラス) 10,000円
1,617マイル、1,848FOP
・OKA-ISG ウルトラ先得(普通席) 9,120円
349マイル、370FOP
・ISG-OKA ウルトラ先得(普通席) 7,020円
349マイル、370FOP
・OKA-ITM ウルトラ先得(普通席) 10,980円
1,044マイル、1,108FOP
・合計 47,700円 3,359マイル、3,696FOP
FOP単価12.9円
JALカード決済で溜まるマイル 954マイル
ここまで読んでいただいてありがとうございます。